「まいんちゃん」という名前の女の子がいた。彼女は非常におとなしい性格で、いつも静かに本を読んで過ごしていた。ある日、まいんちゃんは通りすがりの男性に声をかけられた。男性は周りの景色を写真に撮っていたが、カメラの調子が悪いらしく、女の子に相談してきたのだ。
まいんちゃんは男性のカメラを見てみると、なんとそこに小さくて可愛らしい妖精が映っていた。男性も驚いていたが、まいんちゃんにはその妖精が見えなかった。
男性はまいんちゃんに、彼女が見えなくても妖精は実在すると教えてくれた。そして、その後も妖精の写真を撮りに、まいんちゃんと一緒に探検にでかけるようになった。
数か月後、男性はまいんちゃんに告白をした。妖精を追いかけていく中で、彼女の純粋で優しい気持ちに惹かれたのだ。まいんちゃんは驚き、戸惑いながらも、男性の気持ちを受け入れることにした。
そんなある日、妖精がまいんちゃんに話しかけた。妖精は自分たちは人間には見えない存在なのに、まいんちゃんにだけは見えるということに疑問を持っていた。それに、まいんちゃんが男性に惹かれていることにも。
妖精は「私たちは人間の願いを叶える力がある。でも、あなたにはもっと素敵な出会いが待っているはず。彼との未来は、あなたが思うようにはならないかもしれない」とまいんちゃんに伝えた。
それから、まいんちゃんは自分の気持ちと向き合い、男性に別れを告げた。彼女は妖精に心に秘めた願いを託し、新しい未来に向かって歩き出した。
【感想】
ちくわ様自己採点
感動的:7
笑える:1
悲しい:3
夢がある:8
怖さ:0
合計点:19
妖精が登場する話で、都市伝説っぽさもあるのに、意外な方向性を持たせている。まいんちゃんと男性とのラブロマンスが進展するかと思いきや、まいんちゃん自身の気持ちの変化が起こり、新しい未来に向かって歩き出すというオチに驚かされる。物語の中にある「自分たちが思う通りに物事が進まないこともある」というメッセージが印象的で、夢がある物語として読後感が非常に良い。ただ、時代や場面が明確に描写されていないため、世界観が曖昧になる箇所がある。
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