「食べ物を持って来て!」とモニカは叫んだ。
彼女は10人分の分量のラーメンを、颯爽と完食してしまった。誰しもが唖然とした。だが、それはまだ彼女が食べたことのないモノ。
「どうしよう、今度はどんな食べ物を作ればいいわけ?」
彼女の名前はモニカで、大食い魔女として有名だった。彼女の誕生日にはお皿一枚に2kgのステーキ、胃袋が張り裂けそうな量の料理が並んだ。それでもモニカはごくごく平凡な女性だった。
「何か面白い食べ物があったら教えてくれ!」とリツコが言った。
リツコはモニカの親友で、彼女の知らない珍しい食べ物を教えると彼女の心を射止めることができた。さらに彼女は、モニカの夢の告白にも迫ろうとしていたのだ。
しかし、その日リツコは乗っていたバスが事故に遭い、亡くなってしまった。
モニカはショックで、もう食べることもできなくなってしまった。しかし、リツコのお気に入りだったピザを食べることで、彼女の気持ちを思い出し、食欲を取り戻すことができた。
モニカは以前のようになり、彼女の全力で食べる姿をみんなに見せた。
【ジャンル】日常系
【感想】
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:5
笑える:2
悲しい:7
夢がある:4
怖さ:0
合計点:18
【評価】
リツコの死の意外性と、最後に感じる「夢を追うことの大切さ」という教訓が素晴らしかった。しかし、ライトなタッチで描かれていたので、笑える要素があまりなかった。悲しさをしっかり描写していたため、悲しい要素が強かったが、全体的にはまろやかで、食欲を刺激された感じがあったので、18点とした。
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