主人公の名前は「サイモン」といいます。彼は高校の野球部に所属していましたが、ある日、部長からハラスメントを受けました。しばらくは我慢していたサイモンですが、次第にその苛烈な言葉に耐えられなくなってしまいました。そこで、サイモンはある計画を立てます。部長が持っている大事な物を盗み出し、それを元に脅迫しようというのです。その物とは、部長が大切にしているブランドボールペンでした。
サイモンは狙い通り、部長の机の引き出しからボールペンを盗み出しました。そして、翌日、部長に会いに行きます。「あの、部長。これを見てください」と言って、サイモンはブランドボールペンを差し出します。驚いた部長は、「どうしてこれを？ 私の机から盗んだんじゃない？」と問い詰めます。すると、サイモンは本当の狙いを明かしました。「実は、部長にハラスメントを受けていたんです。このボールペンがあなたにとって大事なら、そのまま続けるということでしょう。でも、もしもあなたが人間として反省する気持ちを持っているのなら、私たちはもう一度やり直しましょう」と言いました。
部長はその後、改めて謝罪し、サイモンは野球部に復帰しました。そして、チーム全員で一致団結して、県大会出場を果たすことができたのです。
【感想】
感動的：7
笑える：2
悲しい：0
夢がある：8
怖さ：0
合計点：17
「部長によるハラスメント」をモチーフにしたこの物語は、その後の展開にまさかのオチが仕掛けられていて驚かされました。しかし、サイモンの勇気や、仲間たちの団結力に、心が温かくなり感動しました。また、野球部が県大会出場を果たすという夢がある描写も良かったです。ただ、ちょっと笑える要素が足りなかったかなと思います。全体としては、17点という高得点でした。
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