「バラエティボックスで春をお持ち帰り」
主人公の名前は「桜井麻衣子(さくらいまいこ)」。彼女は大学生で、毎年春になると自分にご褒美を与える習慣があった。今年も、大好きなバラエティボックスを買って、家に持ち帰った。
しかし、開けてみると中身は普通の食材ばかり。がっかりする麻衣子だったが、その夜からふしぎなことが起こった。彼女が使おうとした調味料から、桜の香りが漂ってきたのだ。翌朝には、麻衣子の目には桜色の世界が見えるようになっていた。
不思議な現象に驚く麻衣子だったが、その香りがすると元気になれるように感じられ、桜色の世界を楽しむことにした。だが、ある日、彼女が香料メーカーに問い合わせをしたところ、驚くべき真実が判明する。
自分が食べていた調味料には、ある秘密の成分が含まれていたのだ。それは日本が誇る天然の薬草である「桜葉(さくらば)」。麻衣子は、自分が春だけ見える桜色の世界を見ることができたのは、自分が桜葉を摂取していたからだと知り、感動するのであった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:7
笑える:2
悲しい:0
夢がある:9
怖さ:0
合計点:18
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