「全日本スーパーホテルはいいぞ選手権に出場するには……ホテル泊まり放題になるっていうから、どんなホテルでもいいからでっかく宿泊して回るのがコツなんだよね!」
主人公・桜井ヒロは、自転車旅をしていた。ホテル巡りが彼女の目的だった。偏屈で風変わりな彼女は、夜な夜なカメラを抱え、次に泊まるホテルを目指して走り続けていた。
そんなある日、彼女はちょっとしたトラブルに巻き込まれる。自転車のタイヤがパンクしてしまったのだ。
「せっかくの旅だから、誰かに手伝ってもらうなんてちょっとイヤだけど……」
ヒロは自分で直そうと試みるも、なかなか上手くいかない。すると、そこに現れたのは謎の男・源田五郎だった。お金を請われたヒロは、源田の車に乗せられ、一緒に旅をすることになる。
そんな中、ヒロは偶然「全日本スーパーホテルはいいぞ選手権」のチラシを手に入れる。気になって調べてみると、優勝者にはなんと現金100万円が与えられるというのだ。
「こんなチャンスを逃すわけにはいかない!」
ヒロは、源田とともにホテル巡りを再開する。2人が訪れたのは、古びた旅館、贅沢な高級ホテル、世界遺産の宿泊施設などさまざまだった。
だが、優勝しても本当に100万円がもらえるのか……?真実が明らかになるまで、彼女たちはホテル巡りを続けるのだった。
【この小説のちくわ様自己採点】
感動的:5
笑える:7
悲しい:1
夢がある:9
怖さ:0
合計点:22
全日本スーパーホテルはいいぞ選手権|twitterトレンド
コメント