ボーンマスという小さな街に暮らす主人公・小とけ。彼女は野球が大好きな女子高生で、学校の試合で活躍する一方、夏休みには地元の野球部で練習に励んでいた。
ある日、彼女は偶然、街中でバケツを担いだ不思議な人物・フタツに出会う。フタツは野球部にも顔を出して、選手たちに何やら意味深なアドバイスを送っていた。
小とけは興味津々にフタツを追いかけ、彼が住むという豪華なマンションへとたどり着く。しかしそこで見たものは、小とけが想像しなかったものだった。フタツは実は、今、死の床にある著名な小説家であり、小とけは彼の最後の弟子に選ばれたのだった。
小とけは、彼の手引きで、フタツが書き残した未完の小説を完成させることになる。やがて彼女は、その小説が、かつてフタツが最愛の彼女に贈ったストーリーであることを知る。
小とけは、恋愛に縁のなかった彼女だったが、この小説を書き上げる過程で、彼女自身も恋に落ち、最後には幸せな結末を迎える。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:7 笑える:1 悲しい:3 夢がある:9 怖さ:0. 合計点:20
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