【神奈川県の1位は「日」？！探してみたらまさかの展開に…】

神奈川県の焼き餃子の名店「中国ラーメン揚州商人 大和店」が2位にランクインした。でも、ちくわさんが一番気になるのは1位は何店か？ということだった。

ある日、ちくわさんは友人と一緒に神奈川県を旅していた。ランキングで1位の焼き餃子店へ行こうと思ったが、どこにあるのかわからなかった。観光案内所に聞いたら、「あの店は日本一店名が長いんですよ」と教えられた。

店名は「神奈川県相模原市中央区南橋本2-17-1 大江戸幕府徳川吉宗の後裔である揚州商人の家系列伝統的裏マル秘特製焼き餃子屋台 えんやここにあり」。呼び方は「えんや」とのことだった。

友人と「えんや」に向かったちくわさんだったが、道に迷ってしまった。そんな時、地元の男性に声をかけられた。「えんやに行くんですか？私が案内しましょうか？」。

彼の名前は「橋本 功夫（はしもと いさお）」。ちくわさんたちは、「えんや」に着くまでの道中、功夫さんと色々話をすることに。そのうち、ちくわさんは功夫さんに惹かれていった。

ようやく「えんや」に到着すると、店主は「いらっしゃいませ」と迎え入れてくれた。焼き餃子を食べながら、ちくわさんは「えんや」の店主に尋ねた。「皆さん、こんな長い店名なのに、いつも来てくれるんですか？」。

店主はにっこり笑って、「実は私たちは、えんやという愛称で呼ばれているんですよ」と答えた。

そんな風変わりな店名でありながら、愛されている「えんや」。ちくわさんは功夫さんと手を繋ぎ、「えんや」での出会いを忘れないように決めた。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：7 笑える：4 悲しい：0 夢がある：8 怖さ：0 合計点：19