「響洞学園の事件!? 紅薔薇と航空券タイムセールに秘められた謎とは!?」

【ミステリー】
主人公：桐生紅花（きりゅうべにか）
風変わりな固有名詞：響洞学園（きょうどうがくえん）、紅薔薇（べにばら）

響洞学園に通う桐生紅花は、今日も友達と楽しく話していた。だが突然、彼女たちの話題は国内線航空券のタイムセールに変わった。

「私、今回初めて行くんだ〜」と足早に帰る友達を見送りながら、紅花は急に気分が落ち込んだ。そんな彼女を見かねたクラスメイトの琴子が、「なんかあったの？」と聞いてきた。

紅花は背筋が凍るような衝撃を受けた。タイムセールが中止になったことに対する思いが、ふと蘇った。紅花の亡き母が、彼女に望んでいたことがあった。それは、紅花が国内の美しい場所を巡ってみることだった。しかし、紅花はそれを叶えることができずにいた。

そんななか、紅花が通う学園のトイレに、美しい紅薔薇の花束が置かれていた。不審に思いながらも、紅花はその花束を手に取ったとき、その中に“JAL”と書かれたメモを見つけた。

メモには、日程変更の案内が記されていた。紅花は、まさかタイムセール中止の騒ぎが、何者かによる抗議行動だったのではないかと感じた。

紅花は、友達たちに助けを求めながら、事件を解決することになる。

【オチ】
物語の終わりに、紅花は“JAL”と書かれたメモを残して、イベントの主催者を見つけ出した。彼らは旅行業者として、今回のセールに変更があったことを受けて、ゲリラ的に反対活動を行っていたのだ。紅花たちは彼らを説得し、その後タイムセールは再開された。

【自己採点】
感動的：7
笑える：3
悲しい：2
夢がある：9
怖さ：1
合計点：22