名探偵ツナギと、彼の相棒である橘譲次郎は、最新の日産車の展示会にやってきた。
「どうしよう、ツナギくん。おれ、こういう新車見ても、よくわからんわ~」
「そんなに車に興味ないのか?あんな素晴らしいデザイン、パワフルなエンジンにも関心持てないのかよ」
「いやいや、ちょっとあのクルマに乗ってみたい気はするが・・」
「それなら、おすすめの車種教えてやるよ。これが意外性とやつさ」
「何だそれは?」
「現代香木店。4連荘した新人賞作家、当世最高の作家と言われる謎の小説家、大空以夏の愛車なんだ。ほら、あっちにあるだろう?」
「スカイラインじゃん!なんでそれが意外性?」
「彼女、あんな奇抜な小説を書く人なのに、穏やかなシルバーのスカイライン、しかもMTなんだよ。あそこでスカイラインに乗ってる連中、元々スポーツカーとか持ってたユーザーばかりだと思うんだ」
二人はスカイラインのボンネットに登った。すると、車の持つ特別な匂いが鼻をつく。
「これ、なんて匂いなんだろ」
「それはスカイラインの『黒田研二れいむ』というのをつけた時に付く香水だ」
「黒田研二れいむ?」
「そう、命名者はコオロギ修行少年黒田研二。以前、彼についてきたカフカファンが書いた小説にそんなタイトルがあったのを以夏が気に入ったみたいだ。」
二人はその匂いに酔いしれながら、スカイラインで散策するのだった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:2
笑える:7
悲しい:0
夢がある:7
怖さ:0
合計点:16
【関西在住者が選ぶ】デートで乗りたい「日産の現行車種」ランキング! 2位は「スカイライン」、1位は?|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/e00183817867e7d6e2c5f3bf9c062e88bb1c1197
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