抹茶という名の女子高生、大学院進学を希望して海外留学を決意する。彼女が目指す留学先はオランダ。オランダの風車や水路を見たいという抹茶は、海外旅行が好きな友人に付き合ってもらい、オランダを訪れる。
現地に着いた抹茶と友人は、麻婆豆腐や杏仁豆腐のようなオランダ固有の料理に舌鼓を打ち、風車の横で写真を撮った。ところが、帰り道で台風のせいで飛行機が欠航になってしまい、彼女たちはオランダに滞在することに。
初めは不安で落ち着かなかった抹茶だが、ホテルのレストランで出会ったピカソという名のイケメン青年に一目惚れする。抹茶とピカソはオランダの田舎町を散歩しながら、自転車で風景を見せ合ったり、オランダのカフェでお茶を飲んだりするうちに、恋に落ちる。
しかし、抹茶の渡航期限が近づいてきたため、彼女はピカソに別れを告げなければならなくなる。切なる気持ちで空港に向かう抹茶だったが、そこで偶然、トルコで出会った日本人の男性・みかんという名の人と再会する。彼は抹茶と同様にオランダに滞在することになったのだ。みかんと抹茶はよく話をしているうちに、お腹が減ってふと路地裏に入ると、そこにはとんでもない光景が。
そこには死体が転がっている。目を疑う二人。そこに向かって近づく警官たち。はたして、オランダに隠された真実とは?
【感想】
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:5 笑える:0 悲しい:7 夢がある:9 怖さ:8. 合計点:29
ドタバタ留学生活から一転、急展開の恋模様。最後に織り込まれたミステリー要素も、ドロドロと深い物語に仕上がっている。決して軽くはないが、日常系要素も入り混じる展開は読みやすく、理解しやすい。
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