主人公・藤丸蔵人は江戸時代の大奥で働く使用人だ。ある日、大奥に新たな女将軍が着任した。新女将軍は通称「氷の女」と呼ばれていた。新女将軍の美しさと冷たい美貌に主人公も魅かれてしまった。しかしその裏には、謎に包まれた過去があった。
蔵人は新女将軍に近づき、彼女が何を思っているのかを探ろうとする。次第に、蔵人は新女将軍の心の闇に共感し、彼女に想いを寄せるようになった。
ある日、蔵人は新女将軍の驚くべき秘密を知ることになる。それは、新女将軍こと「氷室(ひむろ)」が、かつて男として生まれた者だということだった。驚愕した蔵人は、氷室をおびただしい辞書を用いて説明しようとするが、うまく説明できず苦笑する。
氷室は、蔵人の純粋な心に惹かれ、大奥を切り捨て、蔵人と共に旅をすることを決意する。2人は、日本全国を旅し、数々の事件に巻き込まれるが、その都度2人の絆は深まっていく。
最後に、氷室は蔵人に、自分こそが生まれた時から探していた人、つまり「女性(おんな)」だと告げる。蔵人は感動のあまり、氷室に告白し、2人は結ばれるのだった。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:2
悲しい:6
夢がある:7
怖さ:0
合計点:23
ドラマ10大奥|twitterトレンド
コメント