「果物にハマったけど、未だに野菜はダメ…！ももこの野菜嫌いが高校でも続く理由とは？」

『フルーツと野菜、大嫌い』

主人公の名前は「ももこ」。中学時代から野菜が大嫌いで、果物もあまり好きではなかったが、「フルーツダイエット」にハマって自分でも驚くほど果物にハマってしまった。しかし、野菜は未だにダメで、家庭科の調理実習ではほとんど野菜を使わないレシピを選んでいた。

そんなももこが高校に入っても野菜嫌いは変わらず、毎日母親が作る弁当には野菜がたくさん入っていた。しかし、ある日、朝寝坊したももこが用意してきた弁当が、野菜と果物を一切入れていないものだった。

「ざけんなよ？」と怒鳴ると、母親は悲しそうに言った。「あなた、野菜嫌いなのは分かってるけど、もう少し口に入れて欲しいんだけど……」。

ももこは頭に来て、「野菜なんて口に入れたくない」と言って部屋を出た。

しかし、その次の日、ももこが部屋から出てくると、弁当箱に入れられていたのは、なんと、彼女の好きな果物だけ。りんご、みかん、バナナ、ブドウ。大丈夫かと思って母親のほうを見ると、彼女は誇らしげに微笑んでいた。

以来、母親が用意する弁当には、野菜は入っていないが、果物がいつもたっぷりと入っている。ももこも、野菜は食べないが、果物は大好きだと改めて実感した。

【自己採点】

感動的：2
笑える：3
悲しい：3
夢がある：7
怖さ：0
合計点：15