タイトル：ジャニーズ・シンドローム主人公：小野田 みか（おのだ みか）
職業：高校生
「ジャニーズ、なんて大したことないわよ」と小野田みかはつぶやいた。彼女はぜんぜんジャニーズが好きじゃない。それが、彼女の身に起こったことは想像を絶する事態だった。
ある日、みかがどこかへ向かっていると、突然ジャニーズ事務所の建物が目に入った。「もう、どうせステージでもやってるんでしょ？」と思いつつ、彼女は気にせず通り過ぎようとした。その時、建物の扉が開いた。ジャニーズと思われる複数の男性グループが、建物から出てきたのだ。彼らは彼女に気付いて、急に駆け寄ってきた。「お願いだから、ミカちゃん！助けてくれ！」と、彼らは背後から追ってくる男たちを隠れ家のような建物に連れ込めて欲しいと、彼女に頼むのだ。
途方に暮れる彼女は、結局呼びかけに応じた。しかし、中には思わぬ人物がいて、びっくり仰天してしまう。そればかりか、彼らを追ってきたグループからは危険な男たちが取り囲んで、ジャニーズたちは一時的に彼女宅に住まわせて欲しいと頼んできた。そこで、メンバーとの生活が始まった。彼女は寝る場所もないのに、これからどうなってしまうのかと心配しつつ、彼女だけのために、ジャニーズのトップたちが手配してくれたという“ミートルーム“を使って、開放感のある生活をしていた。また、彼らは二日酔いで起きられなくなってる時、綺麗に生け花を飾られていたり、お菓子を手作りしてくれたりと、善意にあふれていた。
しかし、彼女にはある秘密があった。彼女は、「宇宙人に捕まる夢を見る人」というシンドロームにかかってしまっていたのだ。それは、現実の人生に影響を与え、彼女の過去を追うようになる。彼女は、ジャニーズたちに聞かれて、秘密を打ち明けた。すると、それを心配した彼らは、彼女のために彼女に危害が及んだ、すべての犯罪者を発見して、逮捕するよう法的アドバイスをした。
彼女は彼らとの日々を送る中で、次第に芽生えた恋の感情に気づく。それは、グループの中でも一番年下のメンバーである山下智久に対するものであった。山下は彼女の悩みにいつでも優しく寄り添っていた。彼女の本音に耳を傾けて、彼女が見た夢を冗談にして、いつもミステリアスな雰囲気を漂わせてくれた。そして、継続して過去の事件を調べる彼の情熱と愛情に、彼女は思わず自分も彼と付き合いたいと思うようになる。
しかし、二人の気持ちが深まっていったにもかかわらず、彼女に起こった過去の事件が近づいていた。ついに、彼女の恋心を嫉妬する別の娘・椎名祐香（しいな ゆか）が、恨みを晴らそうと彼女に石を投げた。彼女は石で頭を強打し、彼女は一時意識不明となる。
病院に運ばれ、椎名からの犯罪告発も受け、彼女たちの共同生活は終わる。しかし、ジャニーズたちは、彼女が元気になった後も彼女とコンタクトをとり、彼女を励まし、新しい方向へ向けて彼女を迎えてくれた。
最後に、みかは山下に告白し、久しぶりに恋をしている。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：6
笑える：1
悲しい：5
夢がある：8
怖さ：2
合計点：22
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