「夢中になるほど美味しい！異世界ファンタジーロマンス「東京都で人気の角打ち」ランキング1位の秘密を暴露♡」

主人公の名前は「ほおずき」という。彼女は銀座で働くOLだが、仕事帰りに美味しいお酒に魅了されていた。ある日、同僚から「東京都で人気の角打ち」ランキングを教えて貰い、早速2位の「地酒処 三益酒店」へ足を運んだ。

店内はいつも大盛況で、軽く一杯飲むのにも長蛇の列が出来るほどだ。ほおずきは運よくカウンター席に座ることができ、手土産に持参したクッキーを店主の三益さんに差し出した。

「いやーこれ、何ていう名前のお菓子ですか？」と三益さん。

「ふわふわクッキーっていうんです！ケーキ屋さんで買ってきたんです、美味しそうだったので！」とほおずき。

「ふわふわクッキー、なかなか名前からワクワクしちゃいますね！じゃあそんなに美味しいなら、試しに一口いただいても良いですか？」

ほおずきは彼が味見する姿に微笑むと、店主のお酒の腕前に大感動。そして、彼女は自分でも「角打ち巡りをする旅」をすることを決意。さらに、旅の発起人として「角打ち部」という団体を設立することにまで。

あれから数ヶ月、彼女は震災復興支援のため、被災地の地酒を集めてチャリティーイベントを開催していた。そのイベントに、三益さんが参加してくれ、そこでふわふわクッキーの自家製バージョンを作っているほおずきを発見。彼女は、自分のお酒に合うおつまみを作って欲しいと頼み込まれ、結局その作品が三益酒店の常設メニューになったという。

「東京都で人気の角打ち」ランキングには、三益酒店が1位に輝いた。

【自己採点】
感動的：6
笑える：3
悲しい：1
夢がある：8
怖さ：0
合計点：18