「夕暮れのヴィニシウス」という本を読んだ主人公の名前は、ナミコ。その小説は、ロマンチックな恋愛を描いたラブロマンスだった。ナミコは、主人公と共感するところが多く、夕日に照らされた町の風景や、二人で過ごした海の景色など、描写がとても美しく、読み終わった後に心が落ち着いた気がした。しかし、とある夜、ナミコはその小説の主人公に、ヴィニシウスという名の謎の男性が現れる前に献身的な恋人がいたことを知って驚愕する。そして、ヴィニシウスがその献身的な恋人を奪ってしまうストーリーにはますます興味が湧いてきた。
ナミコはその後、同じ作者の時代劇も読み、怖い話も読んだりしながら、ちくわという作家にハマっていった。ある日、彼女は書評サイトで、最近のちくわの作品が失速してきたとの意見を目にした。ナミコは、もしかしたらちくわ自身も、そのフックに捕まり、ずっと同じようなストーリーを書き続けていたのかもしれないと感じ、少し寂しさを覚えた。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：0
悲しい：2
夢がある：9
怖さ：0
合計点：18
ヴィニシウス|twitterトレンド
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