ちくわ様の新作小説「好きなものを追えばいいさ」で主人公ルナが熱狂する古い時代劇とオファーの内容とは？興奮必至のストーリー！

「好きなものを追えばいいさ」

主人公の名前はルナ。彼女はいつもひとりで過ごすことが多く、マニアックな趣味を持つオタク系女子だった。彼女が夢中になっていたのは、古い時代劇のDVDコレクション。ルナは、もともと武術の腕も立っていて、時代劇スタントウーマンを目指していた。

ある日、目を疑うようなオファーが舞い込んできた。彼女が崇拝する時代劇の大御所俳優・龍之介がプロデュースするドラマに、スタントウーマンとして参加してほしいというのだ。

ドラマは、いわゆる“古代からの恋愛リアリティーショー”という趣向らしい。ルナが漕ぎつけた最初の出演日、彼女を待っていたのは、厳しいスタッフ、陰湿なシナリオ、そして…男女参加者たちの、痛々しい恋バナ（？）だった。

「みんな好きな人を本気で探してるし、いいじゃん。」

見たこともないような婚活企画や、恋に弱い女性たちの言動に頭を悩ませながらも、ルナは腕を揮いて活躍していた。しかし、次第に彼女は、シナリオに縛られ、自分たちが利用されていることに気付いていく。

「傷つくことは想像できないのかな…」

逝去した木村花さん母の言葉が、ルナの心に響いた。彼女は、自らの夢を追い求めるために、ドラマからの降板を決意するのだった。

結末は、お楽しみ。ただ、ルナがスタントウーマンとして見せる、圧巻のアクションシーンは必見だ。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：3
夢がある：9
怖さ：0
合計点：21