主人公は東山ななこという20歳の女子大生。彼女はある日、祖母から古着をもらうことになった。その中には、かつて大ブレイクしたアイドルグループ、おニャン子クラブの衣装が入っていた。ななこは、せっかくだから復刻衣装を着てみようと思い立った。
衣装を着たななこは、街を歩くとたくさんの注目を浴びた。通りすがりの人たちからは、おニャン子クラブと共に活躍した、内海和子の名前まで呼ばれた。
興奮冷めやらぬななこは、家に帰って早速報告すると、父親に「あの時代にはエラいことが起きたんだろう」と言われた。彼女は、それを聞いて興味を持ち、調べてみた。
その結果、彼女は信じられないことを知った。おニャン子クラブが解散する前、彼女たちが整形をしていたことが判明したのだ。しかも、その額はなんと800万円。当時は、まだ整形が珍しかったため、その事実が暴露されたことで大きな物議を醸した。
しかし、ななこはそれでも彼女たちを応援したいと思った。なんとかして、あの頃をもう一度取り戻したいという思いが胸にあった。
そして、数日後、ななこは偶然出会った一人の男性と意気投合。実は、彼もおニャン子クラブの大ファンだったのだ。二人は、内海和子の代表曲「踊るおニャン子体操第一」を口ずさみながら、彼女たちが着ていた衣装を着て踊りだした。
周りの人々は彼らを見て笑顔になり、ななこは「これこそが私たちおニャン子世代だ」と思った。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:6
笑える:7
悲しい:2
夢がある:9
怖さ:0
合計点:24
内海和子、おニャン子復刻衣装を着た娘を“親バカ”視点で絶賛 過去には800万整形巡って殴り合いも|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb5b3ae482125a93ca43d4050087519a9698dde6
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