『婚姻率に震撼!結婚するってどういうこと?』- 不安な主人公の奮闘が涙と笑いを誘う異世界ファンタジーロマンス!注目ランキング作家・ちくわ様が、今回も読者を魅了する!

「結婚するってどういうことだろう?」考え込む主人公、山本まりかは、沖縄県のデータを見ていた。「結婚率が低い県は?」と独りごちると、何故か自身の結婚予定が危ぶまれているような気がしてきた。明日は彼氏との約束があるけれど、不安に駆られるまりかは、庭で転がっていた変わった形の石を手に取る。「この石に、自分が幸せになるかどうか診断してもらおう」と思い、手に握って水の中に入れる。すると、その瞬間、まりかは意識を失ってしまう。

目が覚めると、そこは美しく残された古い庭園。江戸時代に作られたという「水中石」と言う変わった石に隠された扉から出てきた落ち着いた男性が、「お帰りなさいませ、お嬢さん」と話しかける。「この世界には一つの課題があります。旦那様を見つけることです」と男性は言った。「え?でも私、今の彼氏と結婚したいのに…」不安そうなまりかに、男性は「この世界と現実の行き来は自由です。もし本当に愛する人が現実にいるのであれば、そちらで幸せを見つけても構いません」と言って、頭に載せた紅白の桜と鶴を授け、静かに立ち去っていった。

その後、まりかは苦労しながら世界を旅して、多くの出会いと別れ、辿り着いたのは恋していた彼氏のいる沖縄県。石に手をかざして振り返ると、男性が立っていて、「お帰りなさいませ、お嬢さん」と再び声を掛ける。「本当にこの人でいいんだろうか?幸せになれるかな?」男性は「幸せは、自分で作るものです」と答えた。まりかは、今度は他の手に変わった石を拾って、「彼と結婚できるか占ってください」と水の中に沈めた。「幸せになれますように」とお祈りすると、聞こえてきたのは「幸せになることは確かですが、どちらを選ぶかはあなた次第です」という言葉だった。

『恋する灯台』と名付けたこの石は、まりかが持っていた時計にしがみついていたサルの一家から譲り受けたもので、まりかが彼氏にプロポーズする時には、その灯台にある真珠を指輪に加工した。結婚は自分で選ぶものという石の言葉を思い出し、幸せな家庭を築くために、まりかはもう一度、自身の幸せを考えなおすことができた。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的:7 笑える:2 悲しい:1 夢がある:8 怖さ:1. 合計点:19

婚姻率が高い都道府県ランキング! 2位は沖縄県、1位は?|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c7bba4013aae9557d03fa6bb57765d0d0474754

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