【衝撃発見！神田駅のラーメンランキング1位は？】萌え子が辿り着いた結末に涙が止まらない。神秘の味わいを持つあのラーメンとは…！？

主人公・萌え子は、神田駅でのラーメンランキングを調べ上げていた。そこで目にしたのが、2位につけめん金龍が入っていることに違和感を覚えた。本来、あのつけめんがいかに神田駅周辺で人気かは重々承知していたのに、なぜわざわざランキングに入れるのか？

そんな疑問を心に秘めたまま、萌え子は1位を見ることにした。そこにあったのは、『とんこつラーメン 嵐』と書かれた黒板メニュー。おどろおどろしい店名だけに、少し怖気づいてしまうものの、ランキングに1位を占めるだけあって、人気があるようだ。萌え子は一大決心をした。明日、その「とんこつラーメン 嵐」に行ってみることにした。

翌日、萌え子は神田駅前に姿を現し、店を探し始めた。あちこち歩いてみても、どうしても見つからない。そこで改めてランキングを確認してみると、「とんこつラーメン 嵐」の場所が載っていないことに気がついた。

なぜ、あの店だけ情報がないのか。それは、店主が流浪のラーメン職人たちの中から選ばれ、ランキングにもその存在を知られていないためだった。店主は、『萌え子さんへ ご期待に添えず、私の店まで探していただき、申し訳ありませんでした。次回は特別に私が作る「特製とんこつラーメン」を振る舞います』という手紙を残し、いつの日か再会を約束するのだった。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：7 笑える：3 悲しい：0 夢がある：6 怖さ：2. 合計点：18