「片目がない小さなカエルを拾ったら、僕らの未来が変わった」- 小さな命に触れた日常が、私たちの心を動かす。

「だから、この子は片目がないんだってさ」と、小学校の先生が指を差して説明した。生徒たちが興味津々で見ている中、一匹の小さなカエルがガラス容器の中でピトッと飛び跳ねていた。「かわいそうに……」と、クラスの女子たちが鼻声で呟く。

小学校を卒業してから数年後、主人公のミドリは家で飼っていた金魚のえさを取りに庭に出た。そして、ふと目にとまった不思議な物体に気づいた。それは、ガラス容器から這い出した片目のカエルだった。ミドリは少し驚いたが、まあ可愛いものだと思って手に取った。要所要所に手足が生えていて、すくすくと生き生きとしていた。

数日後、ミドリはキッチンでカエルを高い容器に移した。そして、まるで懐かしそうにその容器を見つめる。 その後に何が起こるかなんて思ってもいなかったのだけれど……

やがて、片目のカエルはパクッと捕まえた蚊などを食べて成長していく。しかしながら、ミドリはあることに気づいた。そのカエルは、容器の中の特定の場所にいる時しか飛ばないということだ。

そのカエルは、まるで蓋が開いた瞬間に出てきた特定の物体に夢中になっていた。

それは……笑ってはいけないものだけれど、カエルが自分の容器でどうしても手放さなくなった満月のお尻だったのである。

「本当にこの子、私のさえずりを聞こえないのかしら……」と、ミドリは肩をすくめた。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的:4
笑える:7
悲しい:1
夢がある:3
怖さ:0
合計点:15

片目がない小さなカエルがビッグに成長し…… まさかのモノに執着するようになった姿に「荒ぶってんねぇ!」「喰われてて草ww」|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/e42250de06bfc914bad63e5697b52ee4849a1e46

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