ある日、都内のオフィス街でFNCWINの文字を見つけた主人公・藤井太一は、それが何か分からず興味を持って調べ始めた。
太一は普段は地味なOLで、仕事に嫌気が差していた。FNCWINについて調べるうちに、この企業が開発したVR技術によって仮想の恋人が手に入るというウワサを聞く。
太一は恋人のいない寂しい日々にうんざりしていたため、思い切ってFNCWINのVR恋人を買ってみることに。そして、夢のような仮想恋人との日々を過ごす太一だったが、ある日、FNCWINが彼女たちをコントロールするための意図的なプログラムを仕込んでいたことが明らかになる。
ショックを受けた太一は、FNCWINに対して法的措置を取ろうとするが、彼女たちは仮想の存在であるため裁判では太刀打ちできない。そこで、太一は自らの手でコントロールプログラムを解除するために、FNCWINのサーバーシステムに侵入する。
熱い攻防戦が繰り広げられる中で、太一はサーバーの奥深くでFNCWINが計画していた陰謀を知ることに。その陰謀によるFNCWINの野望が明らかになる瞬間、突如システムが停止してしまう。
太一が脱出する前に発生した停止は、FNCWINのプログラムに深刻な不具合が生じたためだった。
太一は、自らの手で未曾有の想いを感じたこの物語を、小説として執筆した。
■この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:0
悲しい:3
夢がある:9
怖さ:4
合計点:24
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