「超逞しい男たちの集う場所に潜入したら、見るものすべてが凄かった！」

「とんでもないマッチョがいたもんだ」

主人公の名前は、てるや。まだ若いが、気合の入ったトレーニングを続け続けた結果、見た目こそは草食系男子そのものだが、筋肉は逞しく、力持ちであった。そんな彼が、鍛え抜かれた精鋭たちが集まる場所に足を踏み入れた。

すると、そこではてるやと同じように筋肉隆々の男性たちが、軽やかな動きで汗を流していた。その中でも、ひときわ大柄で、肉質が異様に硬そうな男性がいた。シマウマ柄のレオタード姿で、踊りの練習をしていた。

「な、なんだこいつは……」てるやは、興味津々で彼のことを見つめていた。

すると、その男性が突然、手招きをしててるやに近寄ってきた。

「お、おい。何があるんだ？」てるやは、ピリッとした雰囲気に少しドキドキしていた。

すると、男性がこう言った。

「シシマルドリアンス。筋肉芸人だ。」

「は、はあ……」てるやは、驚きのあまり何も言えなかった。

そこで、シシマルドリアンスは、特別にてるやに自分のトレーニングを教えてくれることになった。それは、とんでもなく過酷だったが、てるやはしっかりと受け止めた。

そして、ある日他のメンバーたちとの練習中、てるやはシシマルドリアンスと突然戦うことになった。シシマルドリアンスの肉体は、まさに理不尽なくらいに逞しく、てるやはその圧倒的な力に押され続けた。

しかし、てるやは懸命に戦い続けた。そして、ついにはどうにかしてシシマルドリアンスを倒すことに成功した。

「やったー！」てるやは、大喜びで声を上げた。

すると、シシマルドリアンスがこう言った。

「よくやったな。お前は、もう一人の男を倒したんだ。」

「一人の男？」てるやは、不思議そうに尋ねた。

すると、シシマルドリアンスはこう言った。

「そうだ。思い出してごらん。お前が倒した男、それがお前自身なんだ。」

それから、てるやはシシマルドリアンスによって、自分自身を見つめ直すことができた。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7 笑える：2 悲しい：1 夢がある：8 怖さ：0
合計点：18