「豆腐が誘われる、魅惑のカフェ!珈琲屋OB神戸店のスペシャリテに酔いしれる!」

「パフェの名店」と聞いて、主人公・豆腐(とうふ)はおいしいパフェが口の中でとけるのを想像した。とはいっても、豆腐はパフェの専門店にはあまり興味がなく、とりあえず歩いていると珈琲屋OB 神戸店というカフェを見かけた。

豆腐は店の内装に目を奪われ、カウンター席に座ると、珈琲屋OBのスペシャリテが書かれたメニューを手に取った。パフェの中に豆腐ゼリーが入っている豆腐ゼリーパフェに目が止まった豆腐は、「これが食べたい!」と思って注文した。

すると、豆腐の前に出されたのは、何か違うものだった。それは、真っ黒な大きなプディングのようなもので、上には茶色いシロップがかかっていた。しかし、世界基準で見ると「パフェ」そのものであった。豆腐は、ただただ固まった。

「す、すみません。これ、注文したものと違いますよね?」

カウンターでお茶を飲んでいた常連のおばあさんが「あら、そういえば前回の人もそんなことを言ってましたわ。お茶パフェが出て来たってね。何とか言ってみましょう」と言ってくれ、店主にこぼした。

「すみません、本当は豆腐ゼリーパフェを注文したつもりでした。交換していただけますか?」

店主は豆腐を一度ばかり眺めた後、案の定「豆腐ゼリーは今日の材料がなくて……次回は用意します」と言った。どうやら、フライパンで焼いたパンケーキが評判のようだ。それなら、豆腐はここで一度試しておかなくちゃ!

甘いクリームとふわふわなパンケーキ、上にのっているマフィンにかけられたズッキーニとレーズンのデコレーションにめりこむ豆腐。ここで食べたパフェは、豆腐にとっては最高の経験だった。

豆腐は、最初は予想外の出来事に難があったかもしれないが、珈琲屋OB 神戸店から帰るときには、自分の世界が広がったような、満たされた気持ちだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的:7 美味しいパフェ体験に感動
笑える:2 主人公の名前が豆腐でありながら、豆腐とは関係ないお話だったためあまり笑えなかった
悲しい:0 悲しい場面はなし
夢がある:6 最初は予想外の出来事に戸惑ったが、最後にはそのままの姿が美しいと感じられるような、夢のある話だった
怖さ:0 怖い場面はなし
合計点:15

「兵庫県のパフェの名店」ランキング! 2位は「珈琲屋OB 神戸店」、1位は?【2023年6月9日時点/SARAH】|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3a6555b0508b76837cb0538fbe8dab56fe1980f

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