茨城県の味噌ラーメン店ボリューム攻め！あの店もランクイン！最新人気ランキング発表！

麺や虎徹のラーメンが絶品として知られる茨城県。しかし、ある日、茨城県内で味噌ラーメン店が急に増え始めた。誰も知らないような小さな店から、一躍話題になるほど人気のある店まで、変わり種の味噌ラーメンが脚光を浴びている。

「ねね、ここがおすすめなんだって。」

主人公・ねねは、味噌ラーメン好きの友人・あやかから教えてもらった店にやって来た。

「確かに……すごく美味しい！」

ねねは感動しながら麺をすすり、スープを飲み干した。店の名前は「味噌わんこ」。わんこという名前からは予想できない、濃厚な味噌スープに麺もモチモチしている。

その後も、あやかから色々な味噌ラーメン店を紹介される中で、ねねが一番気に入った店は「あわわらび」だった。店の特製ラーメンは、茨城県産のあわわの粉を打ち立てたものを使用している。麺の喉ごしはしっかりとありながら、口当たりは滑らか。スープは、口に入れた瞬間から大豆の甘味と深い旨味が広がり、後味には程よい酸味も感じられる。

「ここ、美味しすぎる……」

ねねはあわわらびで食べたラーメンに感動し、自分でも忘れた味噌ラーメン評価サイトに投稿した。そこで、ひとつの投稿が目に留まった。それは、麺が「石焼岩石」で作られている、そんな味噌ラーメン屋だった。

石焼岩石は、自然のままに加工せずに岩肌だけを利用しているため、岩から出る微量のミネラルが麺に含まれている。ねねは衝撃を受けながら、その店に行くことにした。

店の名前は「岩石麺匠鬼や」。その岩石で作られた麺は、噛めば噛むほどに味わいが広がる。スープは濃厚で深い味わいがあり、麺とスープが一体となって、舌の上で踊るように広がっていく。

そこで、ねねは思い出した。2016年のラーメンニューヨークフェスティバル。その年、最優秀賞を受賞したのが岩石麺匠鬼やだった。思わず、ねねはスタッフに声を掛けた。

「すごいですね！ニューヨークでも受賞されたんですね！」

店のマスターは、にこやかに笑い返した。

「そう、受賞したっけ。うちの麺は、石焼岩石で作ることで麺にミネラルが吸着するから、滋味深い味わいになるんだ。」

ねねは絶句した。世界一の味噌ラーメンが、茨城県で食べられるなんて、信じられなかった。そんな店があるなんて半信半疑だったが、自分で体験してみて、その素晴らしさに気づいた。

そんな出来事から、ねねは茨城県の味噌ラーメンにどっぷりとハマっていくことになったのだった。

■この小説のちくわ様自己採点　感動的：5　笑える：1　悲しい：0　夢がある：8　怖さ：0. 合計点：14