『東大「新しいものばかり追う」人類学科棟は破滅の道を歩む？』

主人公・飛竜子（とりゅうこ）は、古代文化史が好き故、人類学科に興味津々だった。校内も巨大な博物館を思わせる学科棟が決して退屈を与えない。ある日、キャンパスで見かけたヒロイン・百合子（ゆりこ）に一目惚れ。しかし、彼女は別の建物の前に消え去った。同じ頃、人類学科棟に奇妙な噂が流れる。「文化を受け継がず、新しいものばかり追い求める会に存在する」という。もしかして縄文土器を所持する秘密のサークルだろうか。気になった飛竜子は、友人・亀之介（かめのすけ）と二人で潜入を決めた。事件が勃発。同級生が不審死を遂げる。そして、百合子は秘密のサークルに加入していたと判明。飛竜子は彼女を救い出すため、縄文土器を携えて立ち向かう。そして、最後に明かされるのは、秘密のサークルが文化を否定するわけではなく、もっと古くから存在していた文化を継承する会だったということだった。

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