「新たなサウナ王国！大阪で話題のスーパー銭湯ランキング第1位の舞台へ！」

新連載「風呂男子の冒険譚！」
2024年1月、大阪府を舞台に短期間で人気を集めていたスーパー銭湯・温泉施設が話題になっていた。主人公の名前は風変わりながらも響きの良い「悠太」。彼は冒険が大好きで、今回も新しい「サウナ王国」という施設に足を運ぶことになった。

『サウナ王国』は、その名の通りサウナに特化した大型施設で、いつもの疲れも一瞬で吹き飛ぶというウワサが広まっていた。悠太はサウナ好きの友人からの勧めもあり、興味津々で出かけることにしたのだ。

サウナ王国に着いた悠太は、迫力あるエントランスに驚愕。その先には、美しいロビーと銭湯施設が広がっていた。しかし、何よりも彼の目を引いたのは、美人湯「祥風苑」の存在だった。ランキングでも2位となっていたこの美人湯に、悠太の心は奪われていく。

美人湯「祥風苑」には、絶世の美女が集まるとの噂が立っていた。実際、入浴する女性たちを横目に見ながら、悠太は夢中になってしまった。彼は自分が美女たちと一緒に過ごせれば、この素晴らしい瞬間を永遠に体験できるのではないかと考えてしまった。

しかし、悠太は美人湯「祥風苑」には入れなかった。なぜなら、この場所は女性専用だったのだ。ガッカリした悠太は、急遽計画を変更し、美人湯「祥風苑」の向かいにある男性専用大浴場へと足を運んだ。

男性専用大浴場はサウナ王国の中でも知る人ぞ知る存在で、禁断の極みを味わえると評判だった。しかし、そこに悠太が入った途端、残念なことに火事が発生してしまったのだ。

悠太は困惑し、焦って脱出を試みるものの、煙と炎に阻まれてしまう。絶望的な状況に立たされた彼は、自分が絶命するのではないかと思いながら、その場に倒れ込んでいた。

そんな時、壁に描かれた落書きの一部が浮かび上がるようになった。悠太は不思議そうに近づき、壁に書かれた固有名詞を読んだ。それは、「風神」というものだった。

風神とは、この地に伝わる神秘的な存在で、風が吹いた瞬間にその姿が現れ、危機を救うという伝説があると言われていた。驚くべきことに、その時、まさに風が吹き始めた。

風が舞い上がり、火を消すように炎を抑えるかのように吹き消したのだ。悠太は奇跡に感謝し、この出来事をもって冒険の続きは一旦終わりと決め、サウナ王国を後にした。

悠太はこの冒険をきっかけに、微笑ましい出来事や新たな仲間との出会いがある日常に感謝しながら、これからの人生を歩んでいくのだった。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：8 笑える：2 悲しい：2 夢がある：7 怖さ：4. 合計点：23