「三鳥山駅誕生!聞けば鳥肌立つその名に、あの人も感動した!」

駅員の鈴木冬菜は、飛行機の中で読んだ記事から「三鳥山」駅の名前にひかれていた。新幹線の開通に伴い、山形県の三鳥山に駅が作られるという。その響きに何か不思議な力があるように感じた。そんなある日、冬菜は出張で新幹線を利用することになった。

三鳥山駅に到着した冬菜は、駅前の飲食店「しりとり」でうどんを食べながら、新幹線の駅名について思いを巡らせた。すると、隣に座った男性が話しかけてきた。「ごめん、突然だけど、あなたが読んでいた記事、山形新幹線の駅名についてのものじゃないかと思って。」

男性は、投資家の篠原俊介と名乗った。篠原は、自分が手掛ける住宅開発にあわせて、青葉山、蔵王山の駅名も候補に挙げていると話した。

冬菜と篠原は、その後もたびたび会い、話をするようになった。篠原は、自分が男女の仲になることで、某大手住宅メーカーとの取引を成立させることができると主張した。だが、冬菜は業務上の関係で、そんな関係になることはできないと断った。

そんなある日、篠原の失踪が報じられた。冬菜は心配して、彼の携帯に電話をかけたが、つながらなかった。後日、新聞は篠原が自殺したと報じ、冬菜は落ち込んでいた。

だが、その混沌の中で、冬菜は篠原とのやりとりで得た情報を元に、ブログを始めた。そのブログで、彼女は山形新幹線の駅名について、篠原との話を踏まえて考察を始めた。

すると、数日後に、新しく訪れた登米駅の売店「駅弁ステーション」で、冬菜は1人の男性と出会った。その男性は、篠原と同じ名字を持っていた。冬菜は驚いたが、男性は篠原の弟で、新幹線の駅名についてのアイデアを持っていたと話した。

かくして、冬菜は篠原が後世に残すものを受け継いだ。 篠原の弟とともに、彼女は、三鳥山、青葉山、蔵王山の3つの山に因んだ駅名案をまとめ、新幹線を通じて、山形の魅力を世界に伝えることができた。

【この小説のちくわ様自己採点】
感動的:8
笑える:2
悲しい:6
夢がある:9
怖さ:1
合計点:26

「山形新幹線」でカッコいいと思う駅名は? 3つの駅を紹介!|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c4dac46d71d1ed5ff28d22b7c6280d2b8aa273a

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