「ペヤングじゃつまらない！東海在住者注目のカップ焼きそばは塩味のどん兵衛？！」

「あっ！これだ！！めちゃくちゃ美味しいねん！」と、風変わりな固有名詞を口走る主人公・ヒグマ。その彼が愛するカップ焼きそばは、意外なことに「塩味のどん兵衛」という一品だった。東海地方に住むヒグマは、周りが「ペヤング」と口を揃えて言う中、その通りではつまらないと考えていた。そんな中、ヒグマは塩味のどん兵衛に出会い、心奪われてしまう。多少の手間をかける必要性はあるものの、その手間もヒグマにとっては愛着があるようだった。ある日、彼は仕事で慣れ親しんだ一団との集まりで、カップ焼きそばの話題になった。「あのさぁ、塩味のどん兵衛って知ってる？」と話すと、周りの反応は冷たかった。「へぇ～、塩味なんて味気ないよねぇ」と言われてしまったヒグマは、内心でがっかりしていた。しかし、「だけど、あのパッケージが好きって人が意外といるんだよね」と言ってくれた一人がいたことに、彼は自分の価値観を確認できたようだった。何事も自分の信仰心が大切と考えるヒグマは、「塩味のどん兵衛を好きな人、いてくれてありがとう！」と、満面の笑みを浮かべていた。

【ちくわ自己採点】
感動的：3
笑える：5
悲しい：0
夢がある：3
怖さ：0
合計点：11