「驚愕！異世界作家・ちくわ様が描く訳ありムーンライト物語！3倍の内容量でフードロス削減への貢献！」

名前は「訳ありちくわ」。彼女はなんと、森永製菓が発売する「訳ありムーンライト」にちなんで名付けられた。彼女の母が大のちくわ好きで、彼女も生まれつきの名前からちくわをこよなく愛していたのだ。そんなある日、「訳ありムーンライト」という気になる製品が売り出された。しかも通常のものよりも内容量が3倍もあり、フードロス削減にも貢献できるという。訳ありちくわは、これは試さなければと買ってみた。

さて、食べてみると、普通のムーンライトと同じだ。量が多すぎるので、どうしようかと思っていると、「訳ありムーンライトが大好きな人たちがいるんだよ」と声をかけられた。相手はテラス席で1人で読書をしている男性だった。

彼女は男性と話をしながらムーンライトを見ると、確かに周りには「訳ありムーンライト」を食べる人たちがいた。一瞬、自分がいる場所が異世界にでも飛んでしまったかのような不思議な気分になった。

そして、男性が去っていくと、彼女もそろそろ帰ろうとした。しかし、彼女は気がつくと、いた男性の読書していた本を持っていて、彼女の「ちくわストーリー」と書かれたページには、気になるメモが残されていた。彼女はそのメモに従って行動することになり…。

【状況:ラブロマンス】

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：0
夢がある：8
怖さ：0
合計点：17