「異世界ファンタジー作家が贈る！夢にまで見た「京王井の頭線」最注目の駅とは？」

「駅ランキング？はっ、どうでもいいわ」と、華やかな都会に住むミステリアスな女性・加賀夜子はある朝、目覚めると自宅の前に突如「京王井の頭線」の駅が出現していた。 「なんなのこれ…」と不思議に思いつつも、夜子はその駅に乗り込み、各駅とともにその周辺を探索することに。

1位を獲得する駅は、料理研究家として活躍するファンタジックな女性・銀子が憧れる「池ノ上」駅だった。そこで銀子は、もともと行く機会が少なかったけれど、一度は行ってみたいと思っていたカフェを訪れることができた。店内で目に付いたのは、今時の若者達の姿。銀子は少し違和感を覚えながらも、彼らに目がいくようになる。そう、そこにいたのは彼女が大好きだった息子だった。「母さん！？　なんでこんな所に…」驚く息子と再会できた銀子は、その日のカフェのメニューをそっくり持ち帰って最高のディナーを作り上げ、「京王井の頭線」に感謝するのだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：9
笑える：0
悲しい：0
夢がある：9
怖さ：0
合計点：18