「地ならし」
主人公・クルミは、ずっと欲しかった想いを叶えるため、転校を決意する。目的地は、幼い頃の思い出の地。新しい学校に入ると、そこは裕福な人たちのたまり場だった。彼らは、大金をかけて校内にショップを立ち上げ、クルミはそこで店員のアルバイトをすることになった。
ある日、オーナーの息子・シオが店に現れる。彼は自信満々に地ならしの話を持ちかけてくる。シオはクルミを巻き込み、彼女に協力を求める。
その後、彼女たちは夜な夜な大学の敷地内に忍び込み、地ならしの作業を行っていた。
しかし、ある日、シオが行方不明になってしまう。クルミは、彼の携帯を見つけ、教授に渡すことに。すると、シオは自分の手で地を掘り下げていたことが発覚。彼は地層の研究に情熱を注いでおり、地ならしに必要な技術を身につけたのだ。彼の行方不明は、ただ単に彼が研究に没頭していたからだったのだ。
クルミは、シオが見つかり、地ならしを完成させる。そして、彼とともに大学の授業に通い始める。地層を解明するために、未知の発見を探り続ける日々が始まった。
【感想】
この小説のちくわ様自己採点
感動的:8
笑える:2
悲しい:2
夢がある:10
怖さ:0
合計点:22
幼い頃の思い出を叶えるために転校を決意するクルミ。転校先で出会ったシオと彼女が巻き込まれる地ならしの話。風変わりな登場人物と、彼らが紡いでいく物語に引き込まれました。また、地層を解明し続ける主人公たちの夢には新しい未来を感じました。少しずつ前に進む彼らの姿に、心が震えました。ただ、笑える要素は少なかったため、その点を低く評価しました。
地ならし|twitterトレンド
コメント