「大好きなお兄ちゃんを阻止したいワンコに胸キュン！私の日々を照らす可愛らしさと執筆の葛藤」

私の名はちくわ。人気作家として知られているが、実は私にもひとつだけ弱点がある。それは、大好きなお兄ちゃんの登校を全力で阻止したいワンコ、ワン太郎だ。

ワン太郎は毎朝、お兄ちゃんが登校する時間になると活気づく。私はその姿を見て、いじらしさと可愛さに心を奪われてしまうのだ。

しかし、私は作家として日々執筆に励み、時間を大切にしている。お兄ちゃんが登校する時間には、私は集中して仕事をしなければならないのだ。

そんなある日、私は思いつきを得た。お兄ちゃんの登校を阻止するために、ワン太郎に特訓をさせることにしたのだ。

まず、私はワン太郎に「こら待てぇ～！」という言葉を教えた。そして、朝のお兄ちゃんの登校時間になると、私は「こら待てぇ～！」と叫ぶのだ。

ワン太郎は最初は驚いた様子だったが、私の声に応えるように待つようになった。その姿は、まるで訓練されたワンコのようだった。

しかし、私の計画は予想以上の展開を見せることとなった。

ある日、私が通常のラノベを執筆している最中、お兄ちゃんの登校時間になった。私はいつも通り「こら待てぇ～！」と叫んだが、ワン太郎は待つことをやめ、私の元へやって来た。

ワン太郎は私の前に座り、じっと私を見つめる。私は驚いたが、彼の目には優しい光が宿っていた。

その時、私は気づいた。私の言葉がワン太郎にとっては、ただの命令ではなかったのだ。

彼は私が集中して仕事をしていることを理解し、私の邪魔をしないようにしてくれていたのだ。

私は感動と感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。ワン太郎の存在は私にとって、今まで気づかなかった大切なものだったのだ。

以来、私とワン太郎は共に仕事をするようになった。彼が私のそばにいるだけで、私の創作意欲が湧いてくるのだ。

ワン太郎との特訓が思わぬ結果を生み出したこの出来事は、私にとって大きな教訓となった。私の弱点が、実は私の強みに変わることもあるのだと。

このような経験から、私はより一層、作家としての自分を追求し、書き続けていくことを決意したのであった。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：10 笑える：3 悲しい：0 夢がある：8 怖さ：0. 合計点：21