「猫の宴！姉猫の罠に小太郎はどう応える？驚愕の狡猾プランが炸裂！」

朝日が差し込む和室で、お茶を啜りながら風呂敷包みに包まれた団子を頬張る主人公・小太郎は、のんびりとした日常を過ごしていた。しかし、ある日、小太郎の姉でありながら、時折理不尽な振る舞いをする猫、ミミが姿を現した。

「ねぇ、小太郎くん、どうせなら遊んであげるよ！」

不穏な笑みを浮かべるミミの言葉に、小太郎はなんとも言えぬ不安を覚える。ミミはいつも何かを企んでいる時、こうして遊びを持ちかけてくるのだ。しかし、小太郎は強がらずに言った。

「いいよ、遊んでみてもいいけど、今度はちょっと可愛く攻めてみてよ」

小太郎の言葉に、ミミは得意げに頷いた。

「わかったわ。それじゃあ、降参するフリをして、実は逆襲するって感じでどう？」

小太郎は微笑みながら頷き、舌を舐めた。ミミは降参するフリをして小太郎に近づき、いつ攻撃を仕掛けるのかを見極めようとしていた。

しかし、その時、小太郎は独特な作戦を思いついた。彼は瞬時に一本のちくわを取り出し、それを手に持ったままミミの前に立つと言った。

「ミミ、ちくわを一本、食べたら降参だよ」

ミミは興味津々の目でちくわを見つめると、小さくうなずいた。彼女はちくわをパクリとおいしそうに食べ、満足げに小太郎の前で座った。

しかし、小太郎の実は降参などしていなかった。彼はちくわの先を特殊加工しており、食べるとミミの体内で作用し、幻覚を引き起こすのだ。

幻覚が始まり、ミミは空中に飛び跳ねるものや奇妙な形をしたモノに怯え、頭を抱えた。小太郎が見ているうちに、ミミは必死にもがいていたが、やがて力尽き、姿勢を崩した。

「やっぱりこのちくわの固有名詞を研究するのには大差ありませんね」

小太郎は声を出して笑った。

結局、小太郎が独自に開発したちくわの力でミミの逆襲は完全に封じられたのだ。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：0
笑える：10
悲しい：0
夢がある：0
怖さ：0
合計点：10