「山梨県の絶景に魅せられた女子ゴルフキャディが織りなす恋とミステリー！」

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：8 笑える：6 悲しい：2 夢がある：7 怖さ：3. 合計点：26

「ドライブウィズミステリー 〜山梨のリゾートホテル連続殺人事件〜」

主人公・藤井春美（ふじいはるみ）は、山梨県にある富士桜カントリー倶楽部で働くゴルフキャディ。彼女は絶景と共に遊ぶ人々の笑顔を見るのが好きで、仕事に情熱を注いでいた。ある日、彼女の元に富士桜カントリー倶楽部が山梨県のゴルフ場ランキングで2位に選ばれたことが伝えられる。

春美はその喜びを分かち合い、自慢のキャディバッグを掲げ、お祝いの席で盛り上がる。そこで、彼女は山梨県で1位に選ばれたゴルフ場の名前を知りたいと思い立つ。何度か挨拶を交わしたことのある先輩キャディの佐藤（さとう）さんに聞くことにした。

佐藤さんはいつもクールな印象を持たれるが、実は密かなゴルフの達人として評判だった。春美はドキドキしながら尋ねると、佐藤さんは微笑みつつ「山梨県で1番人気のゴルフ場は、那須井ゴルフリゾートだよ」と言った。

春美はその情報を聞いて眉をひそめる。なんと那須井ゴルフリゾートは、山梨県ではなく、隣の栃木県にあるゴルフ場だったのだ。彼女の頭の中には「2023年10月版の山梨県のゴルフ場ランキングには那須井ゴルフリゾートが含まれているのか？」という疑問が生まれた。

春美は山梨県のランキング記事を調べてみると、そこにはなぜか那須井ゴルフリゾートの名前が載っていた。記事のライターがミスをしたのだろうか？そう考えていた春美だったが、彼女の心の中でさらなる疑問が生まれた。

「もしかして、このランキングの裏に何か秘密があるのかもしれない…」と考えた春美は、ゴルフ界の裏事情に興味津々になり調査を始めた。

数々のゴルフ場を訪れ、関係者と話をするうちに、春美は驚きの事実にたどり着いた。実はこのランキング結果は、山梨県と栃木県のゴルフ場同士の競争を盛り上げるための計画だったのだ。記事のライターはそれを知っていたが、その真相を明かすことはなかった。

春美はこの情報を元に記事を書くことを決意し、ゴルフ雑誌への投稿を行った。すると、その記事は多くの人々の注目を集め、ゴルフ界に一石を投じることとなった。

するとある日、春美の元に社長自らが訪れた。「お前の記事が大きな反響を呼んでいる。ゴルフ界では衝撃が走っているぞ」と社長は笑顔で言った。

春美は驚きながらも、ゴルフ界に変化をもたらせた自分の力に感動した。彼女はこれからもゴルフの魅力を伝える仕事を続けていく覚悟を決めたのであった。