「柴犬トビーがお寺の前で人々と触れ合う！住職のほっこりエピソードに癒される！」

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：7 笑える：9 悲しい：0 夢がある：5 怖さ：0. 合計点：21

夏の暑い日、古びた町並みの一角に佇む小さなお寺があった。そのお寺の前で、人懐っこい柴犬のトビーが通行人と触れ合っていた。

「トビー、また人にウマウマもらってるのかい？」お寺の住職、花春和尚が微笑みながら声をかける。

トビーはしっぽをふりふりと振りながら、寺の前の広場に駆け出していく。そして、何やら不思議な格好で地面に並ぶ草の上にヘソ天で寝転がった。

「どうしたんでしょうね、トビー、こんな格好で休んでいるよ」

花春和尚が近づき、トビーの前に座り込む。すると、トビーはごろりと体を動かし、片腕を天に向けて伸ばす仰向けの姿勢でカメラ目線で花春和尚に微笑みかけた。

「おやおや、新しい参拝スタイルを見つけたのかい？」

花春和尚が驚きながら言うと、辺りからカシャカシャとシャッター音が響き始めた。

「ああ、トビー！君の寝転がりをみんなが見ているんだよ！」

花春和尚が喜んで言うと、トビーは喜ばしげにしっぽをふりふりと振った。

その後、トビーのヘソ天姿勢はSNSを中心に大きな話題となり、たくさんの人々がお寺に訪れるようになった。彼らは、トビーの姿に癒され、日々の忙しさを忘れることができたのだ。

そして、数週間後のある日、トビーはいつものように寺の前で休んでいた。すると、一人の女性が歩いてきた。

「おい、ちゃんと平伏してお参りしないと、ここに連れて来れないって聞いたんだけど…」

女性が苦笑いしながら話すと、トビーは嬉しそうに立ち上がり、低姿勢でお辞儀をした。

「お寺には、さまざまなスタイルの参拝方法があるんだよ。トビーが提案した新しい参拝スタイル、“ヘソ天参拝”もその一つさ」

花春和尚が微笑みながら言うと、女性は少し驚いた表情を浮かべた後、大笑いしていた。

この小説は、トビーが突如として提案した風変わりな参拝スタイルによってお寺が大いに賑わう様子を描いています。人々はトビーの姿に癒され、笑いと感動を共有することで、新たな参拝の楽しみ方を見つけることができました。オチとして、女性が驚きの表情を浮かべた後に大笑いすることによって、予想外のユーモラスな展開を迎えています。

この小説のちくわ様自己採点は、感動的：7、笑える：9、悲しい：0、夢がある：5、怖さ：0となります。合計点は21点です。