「炎上必至！作画家合田蛍冬氏が原作を横取り！ちくわ様が出版社に抗議！」

最新作『小悪魔教師サイコの逆襲』の出版を心待ちにしていたちくわ様は、ある日出版社から連絡があった。しかし、なんと同じ原作の後発漫画が出版されてしまっているというのだ。衝撃を受けたちくわ様は、すぐに出版社を訪れることにした。

出版社の社長室に入ると、そこには売上7億円超の漫画作画家である合田蛍冬氏が座っていた。彼はちょっと風変わりな人物で、常にハイテンションで喋り続けている。

「ちくわくん！気づいたかい？この新刊、なんと同じ原作の後発漫画が出版されたんだよ！」と合田蛍冬氏が興奮気味に話す。

「えっ？まさか、本当に？」と驚くちくわ様。

合田蛍冬氏は大きな声で続けた。「しかもな、この後発漫画、人気が出てきててさ！売上もそれなりにいってるんだよ！」

ちくわ様は動揺しながら言った。「なぜこんなことが起きたんだろう…」

社長は静かに話し始めた。「実は、後発漫画の作者はウチの編集部の内部告発をしていたんだ。何でも、原作者のあの人が死んでいたから、彼の許可なしに漫画の続編を書いても問題ないって言っていたんだよ」

「ええっ！それってありえないでしょう！原作者が死んでいたなんて初めて聞きますし…」とちくわ様は困惑した表情を浮かべる。

すると、突然部屋のドアが開き、一人の男が現れた。「私がその原作者です。生きていると思われていただけで、実は密かに漫画を描き続けていたんですよ」

ちくわ様は驚愕の表情を浮かべる。「なぜ、そのようなことを！？」

彼は微笑みながら答えた。「だって、私の作品はこんなに人気が出ているんだから、それを止めるなんてもったいないでしょう？」

ちくわ様は考え込んだ。確かに、後発漫画も人気が出てきていると聞いていた。しかし、自分が原作者であることを隠し続けることはできるだろうか。

結局、ちくわ様は後発漫画の作者と和解し、2人で共同で新たな作品を創り上げることになった。そして、その作品は大ヒットし、さらに売上は7億円を超えたのである。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：8 笑える：6 悲しい：2 夢がある：9 怖さ：0. 合計点：25