「愛しのインコが予想外のリアクション！モッフィがお辞儀!?驚きと笑いの異世界ファンタジーロマンス」

窓辺に、穏やかな陽光が差し込んでいた。主人公である片山慎介は、気持ちの良い朝の光景にほっと胸をなで下ろした。

「モッフィ、おいで」と、慎介は愛しのインコに声をかけた。しかし、予想外のリアクションが返ってきた。

モッフィは、特訓の結果、お手本のようなお辞儀をしたのだ。雀（スズメ）の旗本とも呼ばれている紋付袴姿のモッフィが、見事に膝をついてお辞儀をする様子は、なんとも風変わりで可笑しいものだった。

慎介は当然のように驚いたが、やがてそれが笑いに変わっていく。

「モッフィ、お前、一体どこからそんな芸を仕込んだんだ？」慎介は笑いながら問いかけた。

モッフィは応えることなく、慎介の肩に飛び乗り、首筋をくちばしでつついた。そのさり気なさに、慎介はさらに笑いが込み上げてくる。

「そんな遊びたければ、もっと教えてくれよな」

モッフィは鋭い視線を向けながら、微笑んでいるようにも見えた。どこまでも風変わりなパートナーではあるが、それだけに愛おしさも増していく。

「まったく、お前がいないと、この家はつまらないぜ」

慎介が満足げに笑いながら言うと、モッフィはまたもやお辞儀をする。お固い姿勢に、慎介は思わずそっとモッフィの頭を撫でる。

窓辺には、春の訪れを感じさせる新芽が一つずつ芽吹いていた。慎介は、この風景と共に、モッフィとの日々がいかに宝物であるかを感じた。

そして、彼の心には、愛と笑いが止まらない幸せが満ち溢れていたのだ。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：7 笑える：8 悲しい：0 夢がある：3 怖さ：0. 合計点：18