【チーズの王様、宮城県内全カレー店巡りの旅へ！】

「宮城県で人気のカレー店」ランキング！　2位は「インディアンレストラン RAJ 仙台店」、1位は？【2023年6月版】という記事を見たひとりの女性がいた。彼女の名前は「チーズの王様」という、ちょっと風変わりなあだ名がついている。彼女は、カレー好きが高じて、宮城県内のカレー店を全て巡るという大きな目標をもっていた。

ある日、チーズの王様は、記事で1位に輝いたカレー店にやって来た。店名は「蒼龍のダブルスパイス」。店内には、スパイスの香りが漂っていた。ただ、不思議なことに、カレーを食べた後、チーズの王様には何も思い浮かんでこなかった。いつもなら、新しい小説のアイデアや、曲作りのヒントが浮かび上がってくるのに。

すると、店のオーナー、蒼龍という男性が、チーズの王様に話しかけてきた。「お客様！　どうでしたか？　私たちのカレーは、スパイスとスパイスがぶつかり合うことで、新しい味の世界を表現しているんですよ！」

そして、蒼龍は不思議なことを言い出した。「お客様、あなたが持っている『カレーの感情』というものを、私たちは全部吸い取ってしまったんじゃないですか？」

チーズの王様は、蒼龍の言葉に耳を疑った。何を言っているんだろう、と。

蒼龍は続けた。「でも、その吸い取った感情を糧に、新しい味やアイデアを生み出すことができるんです。それが、私たちのカレーの味の秘密なんです。だから、どうかまた来ていただきたいですね。あなたの持っているカレーの感情を、私たちはお預かりしたいと思っています」

チーズの王様は、蒼龍のことばに感銘を受け、その後も何度か店に足を運ぶようになった。そして、奇妙な体験から、彼女は新しい小説のアイデアや、曲作りのヒントを得られるようになったのであった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：1
悲しい：0
夢がある：9
怖さ：0
合計点：17