「海老とじゃがいものフリッターに恋して! ラーメンとの甘い蜜月が始まる!」

主人公の名前は「荻野 康平」(おぎの こうへい)。荻窪で人気のラーメン店めぐりをしているうちに、康平はある店で一品の料理に目が止まった。それは、海老とじゃがいものフリッター。ラーメンの二郎系には欠かせないチャーシューも美味しそうだったが、康平はフリッターに一目惚れしてしまった。

店員に注文すると、「フリッターにラーメン?」と不思議そうな視線を向けられるも、康平は「はい、そうです」と頑なに言い張る。やがて待ちに待ったフリッターが出てきた。それをつまみ食いしているうちに、康平はふとラーメンを見る。しかし、食欲をそそる美味しそうな音もなく、ただただ膨大な量の脂っぽいスープと太い麺を、どんどん食べ進めるだけの行為。味噌とんこつの味がひたすらに口に残っていく。

すると、他の客の席で康平を見ていた女性が、「そうですよね、こんなラーメンが美味しいわけがない。でも、ブログに書いたらとっても話題になるじゃないですか」と囁いた。そして、女性に促された康平は、自分が思う「荻窪で人気のラーメンランキング」を記事にしてしまう。1位を「脂すごい豚骨ラーメン」と書き込んだ時点で、康平は自分が初めて本当に嘘をついたと気づいた。

この小説のちくわ様自己採点 感動的:2 笑える:5 悲しい:2 夢がある:0 怖さ:0. 合計点:9

「荻窪で人気のラーメン」ランキング! 2位は「味噌っ子ふっく」、1位は?【2023年6月版】|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e6bc826321529e9d3ceff34c6d7305f6265f231

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