「感動！ストロベリーショートケーキに心奪われた私が訪れた「CRIOLLO」は東京の至宝だった！」

主人公の名前は、ユウという女性。彼女はまだ24歳で、東京の動物園で働いている。ある日、彼女はCRIOLLOというケーキ店に行き、そこで絶品のストロベリーショートケーキを食べた。感動的な味だったが、店名が何か違和感を覚える。その日の夜、彼女は友人に店名のことを話した。すると驚かれて「あの店、一度行ったらまた行きたくなるっていう噂があるよ」と告げられた。それから、ユウはCRIOLLOを訪れるようになった。

ある日、再びCRIOLLOに来店したユウは、店員の人物像に目が留まる。そこにいたのは、可愛らしい看板娘。似たような年齢で、名前は「ショコラ」。ユウはショコラと話すことになり、彼女は不思議な話を始めた。

「この店のオーナーは、フランス人だけど、実は日本人の母親を持っていて、日本が大好きだったんだって。母親が亡くなって、フランスに行った彼は自分の理念を実践するために、この店を立ち上げたんだよ。でも、母親の形見の名前とかを取り入れることで、毎日母に会っているような気分になっているんだって」

聞いたことに涙が出てしまったユウ。彼女は、CRIOLLOを訪れるたびにショコラと話をするようになり、二人は仲良くなっていった。

ある日、ショコラが突然辞めた。その理由を尋ねると、彼女は近々帰国すると言った。それは、彼女がオーナーと親密に交際していることが原因だった。ショコラが去った後、CRIOLLOのストロベリーショートケーキは味も質も落ち、ユウは再び店に足を運ぶことはなかった。

時が過ぎ、5年後のある日、ユウは東京の路上で足を止めた。歩いていたら「ショコラ」と聞こえる声がして、振り返るとそこには彼女が立っていた。彼女は「お母さんと一緒に、CRIOLLOでストロベリーショートケーキを食べよう」と言って手を引いた。

店の入り口に入ると、目に飛び込んできたのはショコラのそばに座るオーナー。彼女が自分の子供を連れてきたことを知って、感慨深く涙を流した。そして、彼女が持っていた紙袋を取り出し、それはCRIOLLOのストロベリーショートケーキだった。彼女は、オーナーと別れた後も、彼が作る繋がりを大切にするために、CRIOLLOのケーキを食べ続けていたのだ。

ユウと彼女の子供が一緒にストロベリーショートケーキを食べたとき、ショコラは「母さんを思い出しました」と言った。そして、オーナーが店を留守にする際に、彼女はこの店に来て、思い出に残るケーキを作るように言われた。オーナーからの依頼を受けたショコラは、自分の母親とオーナーの母親のお気に入りの材料を使って、織りなすケーキを作った。

このケーキは、ユウが口にした最初のストロベリーショートケーキ以上に、感動的で美味しかった。ショコラの独自の技術が生み出した物語のようなケーキに、彼女とオーナー、そしてユウの子供と、思い出を分かち合いながら食べ続けた。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：10 笑える：0 悲しい：5 夢がある：10 怖さ：0. 合計点：25