主人公の名前は新井ユウという女子高生。ある日、クラスメイトの田中くんから「東リベに行かない？」と誘われ、ユウは興味本位で承諾する。東リベとは、いわゆる廃墟で、学校では有名なオカルトスポットだった。そこには夜な夜な不気味な現象が起こるというウワサがあった。ユウと田中くんは東リベで様々な不思議な現象に遭遇する。突然の風が吹き、音もなく開いた戸から妙な光が差し込む。それはあたりを照らし、黄色い壁になって自分たちを包み込む。そして、その光景はまるで、劇団四季のミュージカルのようだった。
なぜ劇団四季のミュージカルがここで上演されていたのか、彼女たちには理解できなかった。彼女たちは慌てて逃げようとしたが、そこにはもはや戸も光景もなかった。
次の日、ユウは学校でも田中くんに会えなかった。どうやらいきなり転校してしまったようだった。数日後、ユウは田中くんから手紙を受け取った。そこには「東リベで見た光景は、劇団四季の最新作だった。彼らが廃墟でリハーサルしているのを目撃したんだよ。僕もその舞台に立ちたくて、急に転校することにした。」という内容が書かれていた。
驚きと同時に、ユウは何かやり残したことがあるような気がしてきた。それは、舞台で踊ることだった。ユウは劇団四季のオーディションを受け、見事合格。そして、自分が東リベで見た舞台に出演することができた。
「東リベ」という廃墟が、自分の人生を変えるきっかけになったのだ。
【FEELING ANALYSIS】
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：1
悲しい：0
夢がある：10
怖さ：2
合計点：20
「東リベ」がミュージカル化 脚本・作詞に赤澤ムック|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/816c38b349c011d17d5d2958180cb4dfe43fca6a
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