「話題の小説家とのコラボ！じぃじのパン屋さんが誕生させた『風変わりパン』に興奮必至！」

主人公の名前は「パン太郎（パンたろう）」。茨城県で人気のベーカリーで働く彼は、ある日店長に呼び出された。

「パン太郎くん、この町で最も人気のパン屋を手掛けている“じぃじのパン屋さん”に呼ばれたんだけど、代表作として紹介されるパンのアイデアを出して欲しいんだ」

店長の提案に喜んだパン太郎は、早速思考を巡らせ、風変わりな固有名詞が入ったパンのアイデアを出した。

「パン屋の天才！？パン太郎の新作パン『カオスパン』！　5種類のドライフルーツが入ったスカイブルーの色合いが目を引くパウンドケーキ生地の中には、超大人気のゲームキャラ“モグラモグ郎”が隠れているんです！」

じぃじは何を考えているかわからなかったが、試しに作ってみることにし、店頭に出した。

すると、思いもよらない人気ぶりにパン太郎は驚きを隠せなかった。

「カオスパンが一番のヒット商品です！」

あれよあれよと店は繁盛し、パン太郎は更にアイデアを広げる。

「五島列島限定フルーツのパン」「『かつお節』を味わうパン」「きつねの顔がパンになった『きつねパン』」など、続々とヒット商品が誕生した。

これによって、パン太郎は会社の看板クリエイターとして認められ、茨城県で人気のありすぎたベーカリーを更に盛り上げていった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：3
笑える：7
悲しい：0
夢がある：8
怖さ：0
合計点：18