「吉野家常連OLの裏切り行為！1位“たまごとじ定食”を食べなくなる理由とは？」

『吉野家の朝食メニュー』で１位の“たまごとじ定食”を毎朝食べる、30歳独身OL・マキちゃん。そんなマキちゃんが、ある日突然、吉野家の定食から“たまごとじ”を外して他の朝食メニューを注文しだした。

最初は焼魚定食にハマり、続いて納豆朝食、またその次には牛すき朝食へと華麗なる変遷を繰り広げるマキちゃん。

しかし、周りからの不思議そうな視線が気になってきたマキちゃんは、「みんなが“たまごとじ”を食べているのに、わざわざ自分だけ変わり種に…。」と自己嫌悪に陥っていた。

そんなある日、マキちゃんは偶然にも「吉野家のたまごとじを一生食べ続けなければならない」という重大な使命を与えられたことを知る。

「このたまごとじには秘密がある。君がこの使命を果たすことで、吉野家の朝食メニューが世界中で愛されることになる。」という美女Vの消息が届いた。

マキちゃんは、美女Vからのメッセージを受けて、自分に課せられた使命に気づいた瞬間、目が輝き始めた。そして、再び“たまごとじ定食”を食べ始めた。

すると、それまでのメニューとは全く違う、新鮮でフレッシュな味わいに出会えたマキちゃんは、悔しかった過去や未来の不安を忘れ、今を大切に生きることができるようになった。

そして、彼女は自分が「たまごとじ定食を食べる理由」という使命に向かって、朝食メニューの新たな歴史を綴ったのだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：1
夢がある：9
怖さ：0
合計点：19