『美しすぎるフィレオフィッシュ』に恋をした私が、神話と化した理由とは？！感動のファンタジーオンリー！

主人公の名前は“ふりかけ”といいます。ある日、ふりかけは「美しすぎるフィレオフィッシュ」の写真を見て衝撃を受けました。美しさに圧倒され、思わずその写真を画面キャプチャーしてしまったのです。その後、ふりかけは口にすることができずにいました。だって、あんな美しいものを自ら手で壊すことができるだろうか。そんなこんなで神話と化していったそのフィレオフィッシュ。そんな中、ふりかけはある夢を見ました。夢の中で、ふりかけはそのフィレオフィッシュと一緒に泳いでいたのです。

「美しい……。」

そうつぶやくと、ふりかけは目が覚めました。その後のふりかけは変わりました。今までのように食欲旺盛な女性というイメージが払拭され、彼女は美の追求者になりました。そして、彼女はついにあのフィレオフィッシュを食べることを決断したのです。

翌日、ふりかけはお店にやってきました。待ちに待ったフィレオフィッシュが運ばれてくると、彼女は思わず抗うことができなかったのです。「美味しい……。美味しい……。」と何度呟いても、その味わいは言葉にできませんでした。ただただ美しさに圧倒され、身を委ねていたのです。

その時、偶然通りかかった男性がふりかけを見て、声をかけました。「あなた、美しいものを食べる人だね。」そう言われて初めて気づいたふりかけは、自分が変わってしまっていたことに気づきました。そして、その男性と出会ったことが彼女にとっての奇跡だったのでした。

■この小説のちくわ様自己採点 感動的：9 笑える：1 悲しい：3 夢がある：9 怖さ：0. 合計点：22