「恋する女性の車難！上司からのドライブオファーに揺れ動く女心とは？」

主人公の名前は「ハルカ」。彼女は普段から車にはあまり詳しくなく、「ミニバン」と聞いてもピンと来なかった。そんなハルカが、ある日、街中で見かけたシエンタに一目惚れする。しかし、彼女は自分には買えないと諦めていた。

ある日、職場で上司の「鷹狩（たかかり）」から「ハルカ、ちょっと用事があるんだけど、車に乗ってくれないか？」と声をかけられる。ハルカは一瞬迷うも、実はうまく運転できずに悩んでいたこともあり、勇気を出して引き受ける。

しかし、鷹狩の車はシエンタではなく、「うんざり」という名前のミニバンだった。周りの人たちにはシエンタが人気なのに、なぜ鷹狩さんはこだわって「うんざり」を選んだのか、ハルカは謎に思いながら向かう先の会議に出かけることになった。

会議が終わった後、鷹狩は「ハルカ、うんざりで送ってくるよ」と言って去っていった。ハルカは少し不快に思いつつも、乗り込むと中がキレイで広く、快適さに思わず感嘆の声を漏らす。

そんな中、途中で「ユウキ」という少年が乗り込んできた。彼はハルカと同じように、車に興味があまりなかったが、うんざりでのドライブを機に「ミニバンっていいな」と気付く。そして彼が言った一言が、ハルカの目を覚ますことになった。

「うんざり、一度は乗ってみるべきだよ」

彼女はその言葉にハッとさせられる。大好きなシエンタを諦めかけていたハルカだったが、今のうんざりの快適さに胸が熱くなった。彼女は改めて、自分の欲しい車を見つけることができたのだ。

【日常系】
■この小説のちくわ様自己採点 感動的：6 笑える：1 悲しい：0 夢がある：7 怖さ：0. 合計点：14