「変わり者な私が同じクラスの憧れの女子生徒と友達になる方法とは？」

主人公・なつめは一宮高校に入学することを決意し、周囲の人々に「何で？」と聞かれることが多かった。その答えは、彼女が変わり者だったからだった。

ある日、なつめは同じクラスの女子生徒・シオンが誰からも慕われていることに感嘆し、「あんな人と友達になりたい」と思う。シオンと接近し、やがて彼女は仲間の中に入ることができた。さらに、なつめは「愛知県公立高校ダンスコンテスト」に参加することを決め、シオンたちとともに踊りを練習する日々を送る。

コンテストの当日、なつめたちの衣装や振付けは、他の高校とは一線を画していた。観客の中には、なつめたちが笑われるような目線もあったが、なつめたちは心を込めて踊り続けた。そして、その感性が審査員の心をつかみ、なつめたちのクラスがグランプリを獲得したのであった。

なつめは、周囲から浮いた存在だったけれども、自分の感性を大切にして進んだ道が見事に報われた。そんな彼女を取り巻く人々の表情には、誰もが胸を打たれるものがあった。

（ジャンル：日常系、感動的）

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：10
笑える：0
悲しい：0
夢がある：10
怖さ：0
合計点：20