「同性愛への悩みに寄り添う異世界ファンタジーロマンス『本当に愛って分からない』が描く、青春のドキドキと不安の先に待つものとは？」

「同性を好きになった」視聴者の悩みに寄り添い回答　「本当に愛って分からない」

主人公の名前は「ナナミ」。彼女は青春時代を過ごすために、高校進学を決めた。新しい環境で友達をたくさん作るために、彼女は高校の文化祭委員会に参加した。

文化祭が近づいていたある日、ナナミは委員会の副委員長「ケンタ」に声をかけられる。ケンタは、対バンをするためにバンドを結成したいと言う。ナナミは、自分が３年間練習したギターの技術を披露するために、志願することにした。

ケンタは、ナナミをバンドに参加させた真の理由を明かす。彼が生きる上で一番大事な人物「世良」を幼馴染として、大切に思っているのだ。しかし、自分が心底の想いを世良に告げる勇気がないケンタは、ナナミに「世良」に代わって、愛の告白曲を歌ってほしいと頼んだのだった。

初めは戸惑っていたナナミだが、ケンタの熱意と世良を想う気持ちに感化され、バンドに参加することを決意する。しかし、彼女自身も同性を好きになってしまっていた…。

文化祭当日、ナナミはケンタからもらった歌詞を見て、自分が愛している人は、何も同性でなくてはいけないのか、と自問自答する。そして、自分が本当に一緒に笑い、一緒に過ごしたいのは、同性であっても、それが愛ならば叶えよう、と決意する。

ナナミはケンタに「世良」という名前を３回歌い上げ、最後にケンタに向かって手を伸ばし、「私はあなたを愛しているよ、ケンタ」と告白する。彼女が手を伸ばした先には、驚きを隠せないケンタがいた。

これが「愛」であるのか、本当に分からなかった。しかし、彼女にとって「愛」は、ただ一緒にいたいと思う気持ちであり、性別や性格にとらわれず、思いを打ち明けることが大切だと、ナナミは心から思った。

感動的：8　笑える：1　悲しい：2　夢がある：7　怖さ：0　合計点：18