「秘められた塩ラーメンの真価！地元民に愛される隠れた名店を発掘！」

「塩のフィーリングを追求しています！」というキャッチコピーで有名なくるまやラーメン。それぞれ違った個性を持つ3つの塩ラーメンに舌鼓を打つ、というちくわさんのもとに突然現れた一通の手紙。送り主はハツカネズミという謎の人物。

手紙には、ある塩ラーメンが特別美味しいと書かれていた。「現地の人にしかわからない、隠れた名店がある」という内容に興味津々のちくわさんは、早速「くるまやラーメン」の塩ラーメン3種を試してみることにした。

まずは、ライトながら深い旨味がある「車屋の塩」をいただく。そのうまさに早くも唸る中、一人の女性「愛」が店に入ってきた。若い女性の目には、ある何かが映っていた。彼女は緊張しながらも、「ハツカネズミを知っていますか？」と問いかけた。

続いて「飲み込んで、カラッとした風味を楽しむ」ことができる「車屋の塩麺」をいただく。食べ終わり、ちくわさんの隣には新たな女性が座っていた。「ハツカネズミという人物を、探しているわけではないか？」と彼女は問いかけた。

最後に「ガツンと来る五感に訴える」逸品「勝負の塩」を食べ終え、店を出ようとした矢先に、別の女性「慶子」と出会う。彼女は「あなたがハツカネズミを求めていることは、わかっています」と告げた。

3人の女性との出会い、そしてハツカネズミの正体。謎が解き明かされた瞬間、ちくわさんは気が付いていなかったが、涙がこぼれ落ちていた。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：2
悲しい：8
夢がある：6
怖さ：0
合計点：23