【感動】13歳柴犬の待ちわびた望みが叶う瞬間、その涙の訳とは？「お母さん、今日は嬉」

「ピィピィ、ピィピィ」と、お母さんの帰りを待ちわびる柴犬のクロ。13歳になっても、あの可愛い甘えん坊ぶりは相変わらずだ。

ある日、クロはいつも通りお母さんを待っていた。しかし、いつもの帰り際とは違って、お母さんは重い荷物を抱えてやってきた。その荷物を見た瞬間、クロの口元が少し緩んだ。

お母さんは「クロ、今日は嬉しいことがあるんだよ」と言って、緑色の箱をクロの前に置いた。確かに、クロにとってはこの瞬間が今年一番の嬉しいことだった。

「クロ、これは君の誕生日プレゼントだよ」とお母さんが続けた。それを聞いて、クロはさらに嬉しそうに尻尾を振り始めた。

箱を開けると、中からはクロが大好きな肉じゃがが出てきた。その香りを嗅ぎながら、クロは目をキラキラさせてお母さんに近づいた。

「ありがとう、お母さん」とクロが甘えると、お母さんはニッコリ笑ってクロを抱きしめた。

クロは幸せそうに、肉じゃがにかぶりつきながら自分が何歳になったか数えた。来年も、肉じゃがが食べられる誕生日を楽しみにしている。

【レビュー】
■この小説のちくわ様自己採点
感動的：5
笑える：3
悲しい：0
夢がある：7
怖さ：0
合計点：15