「新潟の片田舎から始まった、異世界へと誘う神秘の古地図。主人公の蒼が辿り着いた、カッコいい地名とは？」

主人公の名前は蒼（あおい）。

蒼は新潟県の片田舎で生まれ育った。田舎といっても、蒼が通う高校は地域最大で、周りの生徒も多く国立大学に進学するなど、レベルが高い。

ある日、蒼は偶然見つけた古地図がきっかけで、県内にあるカッコいい地名を探すことに決めた。蒼は地図を頼りに、村から小さな林道を進んでいく。すると、道路脇に看板があり、「幻の滝」と書かれていた。

蒼は、この「幻の滝」という地名がカッコいいと思い、続いて地図において密かな人気を誇る場所、「百鬼城」に向かった。百鬼城は、山の中腹に存在する城跡で、山頂からは新潟市街を一望できる。蒼は、城壁の上から拡がる景色に酔いしれた。

そして、最後に蒼が訪れた場所は、「いでぶくろ峠」。いでぶくろ峠は、かつては海があった時代に、新潟と上越をつなぐ重要な街道であり、現在でも車の通行には限界がある。蒼は、昔ながらの商家街で味わう伝統的な料理や、美味しいお茶を楽しみながら、この地の歴史を学んでいた。

蒼は、「幻の滝」、「百鬼城」、「いでぶくろ峠」の3つの地名を巡り、新潟県の魅力を再発見した。田舎だからこそ、知ることができる場所があると蒼は気づいたのだった。

□この小説のちくわ様自己採点
感動的：6
笑える：1
悲しい：0
夢がある：8
怖さ：0
合計点：15